2015年06月27日

手製床製作研究会

6月19日に佐賀県畳組合青年部で企画しました、肥前国刺手製床製作の研修を実施しました。

手製床とは畳の土台である床を、全て手作業で作り上げる畳床のことでです。

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写真左手製床 右機械床



今やほぼ100%の機械製畳床によって、失われつつある手作業での作り方をなんとか次世代で引き継ごうと計画しました。

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上の写真でわかるように、手で縫い付け足で締め上げる作業で、一畳で500本を超える針の数です。

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講師は江川町の松浦次男さんです。82歳のまだまだ現役職人さんです。すごい

畳職人といっても我々は分業ですので、いぐさ農家さん、畳床屋さん、畳縁屋さんと材料屋さんがいて、一般に言う畳屋さんとは、材料を仕入れて、お部屋の寸法に合わせて畳を作る、
言わば仕立て屋さんです。
ですので、材料である畳床を作ることなどみな初めての試みなので、悪戦苦闘です。

つづく。